歯周病予防のカナメ『スケーリング』の豆知識

こんにちは。みやもと歯科です。


まだまだ寒い日が続きますが、各地で梅の開花が報告され始めています。
春の暖かさまであと一息、もうしばらくの我慢ですね。

 

さて、歯についた歯石を取ることを歯科用語で「スケーリング」と呼びます。
そして、それを「スケーラー」という専用の道具を使って歯石を取ります。

今日は、スケーリングの豆知識について、書いてみたいと思います。

スケーラーには種類があります。

これは「ハンドスケーラー」と言います。
鋭利なフック状の先端を使って、手で1本ずつ丁寧に歯石を削り取って行きます。

この様な「超音波スケーラー」は水を歯に当て、超音波の振動で歯石を砕いて取り除いていきます。
こちらは、年齢と共に、喉の力が弱くなっていくと、この水が辛くなってくる方もいらっしゃいます。

歯周病がある程度進んで歯の根っこと歯肉が剥がれて歯周ポケットができ、その中に付いてしまった歯石を取り除くことをスケーリング&ルートプレーニング(SRP)と言います。
スケーリングを行い、歯垢などの細菌が浸透して汚れてしまった歯の根っこのセメント質を除去してツルツルに磨いて細菌が付着しにくい環境を作り、歯周ポケットになっている歯の根っこと歯肉がまた付着するよう促します。

SRPは歯周病が進行して歯肉が炎症を起こしているところに行うので、どうしても出血しやすいですがそのあとは歯肉が引き締まって前より状態が良くなりますので安心してくださいね。

また、スケーリング後は歯石が除去されて刺激に敏感になるため、知覚過敏のようになることがあります。これも一時的なものですので、収まるまでは優しく歯磨きをしたり、冷たいものを避けたりするようにしてください。

歯石は一度とってもいずれまたついてしまうものです。
重度の歯周病にまで進行すると歯肉を切開する手術を行う歯石除去が必要になることもあります。
そうならないように定期的に歯科でスケーリングなどの治療を受け、歯周病の進行を押さえましょう。

:♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*♪:
みやもと歯科
美濃加茂市下米田町今323-2
Tel:0574-24-7070
:♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*♪:

美濃加茂市の歯医者 みやもと歯科までお気軽にご相談ください。